ムスリム学びブログ

インドネシア人と結婚したムスリムの日々の学びの記録

メモの魔力

今日は最近読んだ「メモの魔力」(SHOWROOM代表、前田裕二氏著)について書いてみたいと思います。ベストセラーになっているので読んだ方も多いのではないかと思いますが、私は書店でたまたま目に入ってきて気になったので電子版を購入しました。それというのもメモをとることが良いと最近よく聞くので、私の中で「メモ」がひとつのキーワードになっていたからです。

 

メモはたいていの場合、備忘録として使うことが多いと思います。この本にはそれだけでなく、気になる言葉をどんどんメモしていき、それを自分の中で抽象化してさらに言語化する方法が書かれています。そうすると論理的に説明する力がつくし、抽象化したものをほかの具体的なものに転用できるとのこと。

 

私もこの本を読んだ後、メモを積極的にとるようになりましたが、確かにメモをとると頭の中が整理できて考えがまとまりやすい気がします。別の本で読みましたが、書くほどに脳が活性化されるという科学的証明もあるそうです。ただ、「抽象化」はなかなか難しいですね。著者もパスカルの「人間は考える葦である」の名言に代表されるように、「シンプルなことほど難しい」と書いています。とりあえず書くだけでもいいからと思って書き出しています。メモを見るたびに思い出せるという点でも効果ありだと思います。

 

また、過去の自分に関することや自分のやりたいことを書き出し、自己分析することによって、自分の人生の軸が見えてくるとのこと。そして、ランキングをつけると優先順位が明確になると書かれていますが、これも分かりやすくていい方法ではないかと思います。自己実現のヒントになりそうです。

 

別の本で読みましたが、脳で記憶できる量には限界がありますが、書くことによって脳で記憶する量を減らすことができ、新しい情報を受け取る引き出しが増える効果が期待できるということなのでメモは良いことずくめですね。ちなみにインドネシアの第3代大統領の故ハビビ氏もメモ魔だったそうで、やはりメモによるアウトプットには「魔力」とはいかないまでも何かしらの力が秘められていそうです。私もこれからは積極的にメモをとっていこうと思います。

 

お読みいただきありがとうございました。


メモの魔力 The Magic of Memo (NewsPicks Book) [ 前田裕二 ]