ムスリム学びブログ

インドネシア人と結婚したムスリムの日々の学びの記録

知識は光

今回は知識の習得についてのお話です。イスラムでは「知識は光」とされており、誰でも懸命に努力して知識を得ようとする者は必ず成功し、現世でも来世でも幸せになれると言われています。ただ、それにはいくつか条件があります。

 

まず、知識を得ようとする場合、何よりもその知識をお与えくださるアッラーについて知らなければなりません。アッラーは私達をお創りになったお方であり、私達に家や車や食糧など私達が生きるために必要なありとあらゆるものを与えてくださっています。私達は学問より前に私達の創造主について知る必要があります。

 

次に、知識を習得してもアッラーを畏れることを忘れないようにしておく必要があります。シャフィーイという人は7歳でクルアーンを暗記したのですが、時間が経つと覚えたことを忘れてしまうので、ワキ先生に相談したところ、先生は「知識は光である。アッラーは不道徳な行いをしている者に光を与えられない」と言いました。(I'anatuth Tholibin、2:190)

 

また、学識者のなかにも高慢で人を見下したりする人もいます。このことについて以下のハディースがあります。

「謙虚な者はアッラーが必ず高く評価され、高慢な者はアッラーが必ず卑しめる」

 

知識をお与えくださる創造主のことを畏れ、その知識を人のために役立てることがこの世とあの世での成功の鍵と言えそうです。アッラーよ、私達を忘恩と高慢から遠ざけてください。そして役に立つ知識をお与えください。その知識をアッラーの道に役立たせてください。

 

(Kompas TV Kalam Hati、ラシード先生)