体外受精については多数のイスラム学者が認めており、それには以下のいくつかの条件があります。
1.正式な婚姻関係にある夫婦の合意と意志によるものであり、正式な妻の子宮に移植すること
2.婚姻関係が継続している間に実施すること
3.やむを得ない場合に限って実施すること
4.医学的に成功率が十分高いと認められるものであること
5.アウラ(イスラムで女性が夫以外の男性に見せることを禁じられている身体の部位)はやむを得ない場合以外は見せないこと
6.可能であれば女性の医師が実施すること
さらに、インドネシアのイスラム学者の多くが以下の条件を挙げています。
2.別の妻の子宮に移植しないこと(例えば一人目の妻の卵子を二人目の妻の子宮に移植する行為はハラームになります。)
3.すでに死亡した夫から得た精子でないこと
つまり、正式な婚姻関係にある夫婦から得た精子と卵子を用いて、その妻の子宮に移植しなければならないということです。子供が欲しくてもなかなかできないご夫婦にとってこのような方法がイスラム的に合法であるのはアルハムドゥリッラー、大変喜ばしいことであり、アッラーのご慈悲を感じます。どうか彼らにアッラーからのリズキ(子宝)が来ますように。
(Kompas TV、Kalam Hati、ティオ・イスカンダル先生)