ムスリム学びブログ

インドネシア人と結婚したムスリムの日々の学びの記録

預言者と誠実性

今日は誠実さについてのお話です。このことについて、クルアーンのタウバ章に以下のように書かれています。

 

「あなたがた信仰する者たちよ,アッラーを畏れ,(言行の)誠実な者と一緒にいなさい。」(タウバ章、9:119)

 

きれいな心を持っていても、心が強くないと周囲の環境に汚染されてしまうものです。それを防ぐために、誠実な人達と付き合うことが重要です。

 

預言者様(彼に平安と祝福あれ)はどのようにしてイスラムを人々の心に根付かせていったのでしょうか。それは預言者様(彼に平安と祝福あれ)が誠実な性質を持っていたからにほかなりません。アッラー預言者様(彼に平安と祝福あれ)が誠実な性質であるからこそ、預言者に任命されたのです。

 

預言者様(彼に平安と祝福あれ)は、子供の頃から大人になって仕事をするようになってからもずっと誠実な人物として誰からも信用され、人々から「誠実な人(アル・アミン)」と呼ばれていました。そのきわめて誠実な性質を持った人の言葉だからこそ人々はその言葉に耳を傾け、イスラムの教えが徐々に広まり、今や世界の人口の約3分の1がムスリムとなっています。預言者の性質として誠実であることは必須条件です。人から信用されていない人の話に誰が耳を貸すでしょうか。過去の預言者の中でもイブラーヒーム様は誠実さで有名です。

 

預言者の性質として以下の4点が挙げられます。

1.きわめて誠実な性質であること

2.信頼できる人物であること

3.人々に布教すること

4.聡明であること

この中でも1の誠実さが一番重要です。これがなければ2は成り立たないですし、3、4は意味がありません。

 

正直な人は誰からも信用されます。私達も周囲の環境に汚染されないように誠実なムスリムとのつながりを大切にして、誠実さを守り続けたいものです。インシャッラー。

 

(Kompas TV、Kalam Hati、ラシード先生の講話より)