ムスリム学びブログ

インドネシア人と結婚したムスリムの日々の学びの記録

知識を深めて世の中の役に立つ

イスラムでは知識を深めることがきわめて重要とされています。知識のある人はない人よりも、アッラーから現世と来世で高い地位を与えられます。ただし、それには善行が伴っている必要があります。その善行は、人の行いを悪いものから良いものに、怠惰なものから勤勉なものに、マイナスのものにからプラスのものに変えていくものでなければなりません。

 

私達ムスリムは朝起きてから夜床に就くまで、何かをするときにドゥアー(アッラーへの祈願)やズィクル(アッラーへの呼びかけ)をします。私達は1日の中でそれ以外に何をするようアッラーに命じられているのでしょうか。それは知識を深めることです。どのように深めますか。「読んで、読んで、読む」ことです。それ以外の方法はありません。

 

知識と、その知識を世の中のために役立てることとのバランスは釣り合っている必要があります。このバランスが十分にとれて初めて完璧な人間と言えます。

 

知識はクルアーンの中にもぎっしり詰まっています。クルアーンは私達ムスリムが生きるうえでの道標です。私達には1日24時間も与えられています。そのうちの少しの時間でもクルアーンを読むことに充ててみてはどうでしょうか。クルアーンを読み、アッラーに近づく者は誰でも、アッラーにより現世と来世の生活がインシャッラー、保証されます。そしてアッラーは私達を優れた人間に導いてくださいます。

 

クルアーンは何語で読んでも意味が分かれば良く、読むほどアッラーに近づいていくことが出来ます。もしどうしても読むのが難しいのであれば、イスラムの先生や敬虔なムスリムに近づいてみるのも良いでしょう。この人たちは豊富な知識を持っています。私達はアッラーに近づくことにより、イマン(信仰心)が高まり、この世のどこにいても幸福に過ごせます。

 

知識を得たらそれを他人のために役立てることが重要です。私達はどこにいても他人を思いやり、その人が生き生きと生活できるよう手助けしていかなければなりません。アッラーよ、私達に役に立つ知識をください。どうか知識をこの世のために役立たせてください。

 

(Kompas TV、Kalam Hati、ティオ・イスカンダル先生の講話より)