ムスリム学びブログ

インドネシア人と結婚したムスリムの日々の学びの記録

結婚の意志があればお金は集まる

イスラムで結婚は強くすすめられているイバーダ(崇拝行為)であり、過去の預言者様達も結婚されていました。敬虔なムスリムにとって結婚は、ナフス(自我)が暴れ出さないように押さえつけておくための要塞のようなものです。クルアーンに結婚について以下のように書かれています。

 

「あなたがたの中独身の者,またあなたがたの奴隷の男と女で廉正な者は,結婚しなさい。かれらがもし貧しければ,アッラーは恩恵により裕福にされよう。アッラーは寛恩深知であられる」(ヌール章、24:32)

 

イマン・イブヌ・アッバースは、アッラーが結婚に対する意欲と経済的な恵みを与えることを私達に約束してくださっていると強調しています。ほかにも、結婚によって豊かになったと証言するサハーバ(預言者様の教友)がいます。

 

結婚で得られる豊かさはお金や家、車などの物質的なものだけではありません。心の豊かさ、生きる活力、子供なども含まれます。結婚は男性と女性という2つの異なる要素が1つになって大きな力となり、豊かさを生み出すものになります。また、薬にもなり得ます。

 

ナフスを押さえつけて敬虔なムスリムになりたいと思い、結婚しようとする人には、アッラーが現世での豊かな生活のほか、来世での平安も保証してくださいます。預言者様(彼に平安と祝福あれ)は、ムスリムは結婚によって宗教の半分が得られると強調されました。

 

結婚したいのに結婚資金がない人でも、アッラーが多くのリズキ(糧)を与えてくださいます。結婚は高いイバーダ(崇拝行為)になるので、結婚のために差し出したサダカ(喜捨)や資金はアッラーがリズキを何倍にもして返してくださいます。ちなみに、今回の講話を担当されたラシード先生も、結婚前はお金がなかったけれども、結婚したらアッラーが増やしてくださったそうです。

 

ですから、敬虔な心で結婚に望む人にはアッラーが道を開いてくださり、結婚した後は現世でも来世でも豊かにしてくださるので、結婚したい人は何も心配しないで結婚すればいいということですね。この話の続きはまた次回に書きたいと思います。インシャッラー。

 

(Kompas TV、Kalam Hati、ラシード先生の講話より)