ムスリム学びブログ

インドネシア人と結婚したムスリムの日々の学びの記録

結婚持参金

今日は前回の結婚のお話の続きで、結婚する時に男性が女性に渡す婚資についてテレビ番組でラシード先生がお話しされた内容をまとめてみます。

 

イスラムでは男性が女性に婚資を渡すのは義務です。クルアーンに以下のように記載されています。

 

「 あなたがたの中,信者の自由な女を娶ろ資力のない者は,右手の所有する信仰ある女を娶れ。アッラーはあなたがたの信仰を熟知される。あなたがたは,(皆)一人の者から次々に(生まれた者で)ある。だから女性の家族の承諾を得て,かの女らと結婚しなさい。そして妥当な婚資を,かの女らに贈れ」(ニサーア章、4:25)

 

婚資の大小は特に決められていません。それよりも、結婚の意志がある2人を婚資の問題で煩わせずに簡単に結婚させてあげる方が良いです。ですから、経済的に余裕のない男性に対して、女性の婚約者の家族が高い婚資を求めるのは良くないです。婚約者に高い指輪を買ってあげられないのであれば、鉄の指輪を贈ってもいいのです。預言者様(彼に平安と祝福あれ)の娘たちも簡単に結婚しています。

 

婚資の問題で本人達と家族とで意見が一致しない場合、必要なら誰かに間に入ってもらうなどしてよく話し合う必要があります。

 

以上が先生のお話です。結婚する意志があればアッラーが糧を何倍にもして返してくださるので、婚資のことで悩む必要はないと思います。それよりも早く結婚して結婚から得られるアッラーのお恵みをできるだけ多く享受した方がいいでしょう。インシャッラー。皆さんの結婚をアッラーが簡単にしてくださいますように。

 

(Kompas TV、Kalam Hati、ラシード先生の講話より)