ムスリム学びブログ

インドネシア人と結婚したムスリムの日々の学びの記録

インドネシア語の単語学習の参考に~VOCABULARIST~

こんにちは。またまた久しぶりの更新となってしまいました。

私はインドネシア語を勉強していますが、語彙を増やすために単語を日々暗記しています。新しい単語に出会うたびにリストアップして覚えるようにしていますが、「完全に覚えた!」と思って単語リストを見なくなってから改めて見直してみると、ほとんど忘れていて愕然とすることがあります。この覚えては忘れてしまう状態を何とかしたいと思い、達人の単語の覚え方をいろいろと探るうちに英語の達人で多数のYou-Tube動画をアップロードされているAtsuさんという方に行き当たりました。

 

この方は米国公認会計士の資格を持ち、TOEIC満点、英検1級、ご自身が運営されているYou-Tubeチャンネルの登録者は22万人越えという、いわゆる「スーパーマン」なわけですが、英単語の学習本も出版されており、達人の単語の覚え方がどんなものなのか具体的に知りたくなったので、購入して読むことにしました。英単語について書かれた本ですが、英語もインドネシア語も単語を覚えることは同じなので十分参考になると思います。ここでは私がこの本から得たいくつかの気付きについてまとめてみます。

 

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なかでも一番大きかった気付きは、単語暗記の「回転率を高く維持する」ということ。つまり一定期間内で単語に取り組む回数を増やすのです。人間の記憶がどのようなペースで忘れられていくのかというテーマの研究から導かれたエビングハウス忘却曲線理論を単語学習にうまく取り入れて、短期記憶から長期記憶へと移行するには、一定の短期間の中で適切なタイミングで復習するのが効果的だというのです。

このことは、これまで反復して単語を覚えてこなかった私にとって衝撃的でした。早速取り入れてみることにしました。こちらはまだ実験段階なので十分な結果をお伝え出来なくて残念ですが、それでも期間を置いて反復していくうちに定着が良くなってきたように感じています。ただ、日々新しく覚える単語も増えていくため、それも合わせると単語の暗記に膨大な時間がかかってしまいますので、できるだけ覚えた単語はどんどん飛ばして何とか時間を調整するようにしています。

 

また、文を作って覚える方法が紹介されていますが、これは時間があれば出来るだけ取り組んだた方がいいと思います。ですが、全部の単語に対して文を作っていたら、これまた膨大な時間がかかってしまうので、私はどうしても覚えにくい単語に限って作るようにしています。文の中でその単語がどのように使われるか分かるようになるので、いい方法だと思います。文にして覚えれば記憶にも残りやすいですよね。

 

次に、単語を関連付けて覚える方法です。類義語でも対義語でも仲間で覚えてしまうと覚えやすいし、単語を暗記する際にも、芋づる式にその仲間の単語を思い出すので、単語と出会う回数が2倍、3倍に広がり、記憶に残りやすくなります。これはとても有益な方法なので私は積極的にやるようにしています。単語のイメージをつかむにもいい方法だと思います。形は似ているけど意味が違う単語も、二つ同時に覚えてしまえば間違えなくなるのでとてもいいです。

 

最後に画像で覚える方法。人間の脳は文字情報よりもイメージによる情報の方が覚えやすくできているそうです。なるほど、単語リストにしても何度か練習していると、単語の出てくる順番で覚えていたりしますよね。これもイメージで覚えているということだと思います。私はどうしても覚えにくい単語に限って絵を描いて覚えるようにしました。やはり記憶に残りやすいと思います。

 

以上、この本で私が学んだことを書いてみました。少しでもみなさんのご参考になれば嬉しいです。そのほかにも、この「VOCABULARIST」には、英単語を覚える際の接頭語と接尾語で覚える方法も書かれています。インドネシア語学習者の方には英語を学習されている方もいらっしゃると思うので、参考になると思います。もちろん、ほかにも参考になる学習法がいくつか挙げられているので、気になる方はぜひご一読くださいね。それではまた。