こんにちは。またまた久しぶりの更新となってしまいました。
今日はイスラム教の結婚についてインドネシアの本から学んだことを少し書いてみたいと思います。
イスラム教では結婚は推奨事項で、むしろ結婚していないことの方が宗教から遠ざかっているとみられるようです。
なぜかというと、未婚の状態のままでは異性のことがいつも気になって、礼拝などの崇拝行為をはじめ、学業にもろくに集中できないから、その結果、不道徳な行為に陥って、宗教から遠ざかることになり、危険だということです。
結局のところ、イスラム教で独身者は、どんなに断食やお祈りができて、クルアーンやハディース(預言者ムハンマドs.a.w.の言行録)の知識があったとしても、結婚している人が少しお祈りするよりもレベルが低いものになってしまうようです。
このことについて言及されたハディースも多く、ここで少し紹介すると、
"Orang meninggal di antara kalian yang berada dalam kehinaan adalah bujangan."
(預言者様s.a.w.は言われました)「あなたがたのなかでレベルの低い状態で死ぬ人は独身者です」
"Orang yang paling buruk di antara kalian ialah yang melajang, dan seburuk-buruk mayat kalian ialah yang melajang."
(預言者様s.a.w.は言われました)「あなたがたのなかで最も悪い状態の人は独身者であり、あなたがたのなかで酷い状態の死体は独身者のものです」
預言者様s.a.w.は独身者として死ぬことがないよう、私達に警告されています。
逆に言うと、結婚していれば、宗教の半分は達成されたようなものだということです。特に若者にとっては宗教の3分の2が安全であるともいえます。尊厳と自分の陰部を守るために結婚する意志があれば、アッラーがご縁を与えてくださり、結婚に障害があったとしても容易にしてくださいます。もし、まだそこまで宗教が自分のなかに入っていない状態であったとしても、アッラーがその人の心と頭を崇高な状態に高めてくださいます。
今日は結婚がなぜイスラムで推奨されているのか、ハディースを紹介しながらお伝えしました。ご参考になれば幸いです。ではまた。