ムスリム学びブログ

インドネシア人と結婚したムスリムの日々の学びの記録

英検1級合格までの軌跡~2回目の二次試験編とその後の対策~

こんにちは。今日は英検一級二次試験の2回目のチャレンジからお話しします。

2024年度第2回の試験のC日程だったので、試験は11月下旬でした。1年前に英検準一級の二次試験を同じ場所で受けて合格できたことなどを思い出しながら、試験会場に入りました。その時も前回と同じく、真ん中ぐらいの順番だったので、結構待ち時間がありました。私は紙にネタを書いて持参したので試験会場に入って携帯の電源を切ってからも、復習することができました(試験会場に入ったら、受付で携帯の電源を切って所定の袋に入れるように指示されます)。

 

そしていよいよ順番が来たので入ると、今回は両試験官とも優しそうな女性でした。それで少しほっとしたもあり、さらに2回目だったので前回よりは緊張しませんでした。試験が始まり、お題を5つ全部読んだものの、残念ながらピンとくるものがなく、時間ギリギリに決めました。自分が選んだお題はよく覚えていませんが、教育に関するものだったと思います。本番で出される問題は多少ひねってあるので、その場でお題に合わせてアレンジしなければなりません。私は理由が1つぐらいしか浮かびませんでした。スピーチを始め、1つ目の理由を言い終わったあとに、しばらく沈黙して時間を取ってしまいました。一瞬で浮かんできた2つ目の理由を話し出したものの、先の沈黙時間で時間を取ったために、話している途中でタイマーが鳴ってしまい、無理やり結論に入りスピーチを終わらせました。

 

その後の質疑応答は前みたいに聞き返すことなく、答えられたので自分では悪くないつもりでした。日本人が2つ、ネイティブが1つ質問したと思います。試験が終わって教室を出たときはそんなに印象が悪くなかったので、愚かにももしかしたら合格できたかもと思っていました。甘かったです(T_T)。二次試験の結果は前回よりも悪くて、スピーチ5、インタラクション4、文法と語彙6,発音7でした。インタラクションの点数の低さに驚きました。

 

ただ、よく考えてみると、質問に対する答えが短かったと思います。具体例を入れて話せていなかったです。私は今回の試験が失敗した原因は、①2つ目の理由が浮かばなかった②スピーチが2分でまとめられなかった③インタラクションで具体例が出せていなかった④文法ミスがあったことだと思いました。また、英検1級の二次試験に合格した先輩からお話を直接聞く機会があり、その方によれば、イントロ2文、ボディー各3文、結論2文の構成がよいとのことだったので、それを真似するようにしました。ただ、場合によっては結論で2文つくる余裕がないことも多々あったので、1文のときも結構ありました。それから、参考書の文を丸暗記するよりも、やはり自分の言葉で論じたほうが口から出やすいと思ったので、できるだけ簡単な文をつくってそれを音声にして聞いていました。聞いているだけでは口から出てこないので、とにかく話す練習をしました。私はスピーチの際に1つ目の理由を言った後、2つ目の理由をよく忘れてしまうので、2つ目の理由まで何も見ないで言いきる練習もしました。練習は椅子に座ってじっくりというよりは、散歩やお風呂、歯磨きの時に練習していました。

 

年末までは海外旅行などで忙しく、正月明けに始めたので、3月3日の試験まで準備期間は2カ月ほどでした。オンライン英会話は今回は英検コースのみとし、回数を週2回に増やしました。1月下旬にさらに6回分追加して先生も少し料金が高めのいい先生を選びました。やはり教え方が上手い先生がいいと思います。ただ、本番まで1カ月と迫ったころになっても、私はスピーチが上手くできなくて悩んでいました。何回やっても2つ目の理由を忘れてしまったり、2分を超えてしまったり。

 

これをどうしたかというと、何回も練習をやっているうちに、2分という時間でどのくらい話すべきなのかが大体つかめるようになってきました。私の感覚では、イントロ2文、ボディー各3文、結論1文~2文でちょうど2分ぐらいなので、ボディーが長くなってしまった場合は結論を1文にしてまとめました。知っているネタをこの場で全部出し切るのではなく、あくまでスピーチは端的にまとめて、後で来る質問のために取っておきます。英会話の先生から時間オーバーした分は点にならないから気を付けるように言われたから、制限時間内に何としても入れようとしていました。人によっては、短いよりは時間を超えても長いほうがいいと言いますが、私は時間内に収める方向で練習しました。

 

2つ目の理由を忘れないようにするには、やはり練習あるのみでした。ポイントは得意分野は絞ったほうがいいということです。あまり広げすぎると練習しきれないので、得意なものに集中して知識をつけると、質疑応答の時にどんな質問が飛んできても対応しやすいです。私は分野を環境問題、貧困、社会保障、労働問題、テクノロジー、教育、女性の自立に絞り込んで、あらゆるお題にうまく当てはめる練習をしました。

自分でつくった文がそのまま当てはめられるケースは少なく、アレンジしなければならないので、用意してあるいくつかの文を枠に当てはめる練習を繰り返しました。

 

2月初旬にインフルエンザB型に罹って4日間ほど寝たきりの生活で何もできなかった時もあり、本番前1カ月弱の段階でスピーチが上手くできていなくて焦りましたが、病気が回復してからスピーチの練習を必死に繰り返しました。

 

1月下旬から別のオンライン英会話ネイティブキャンプも始めました。こちらは定額で無制限で話し放題なので、インタラクションの練習によかったと思います。1回5分から利用可能ですが、私は15分で1トピックのディスカッションを1日最低2セットしていました。先生も毎回違う先生を選べるので、上手く話せるようになるまで同じトピックを練習し、出来るようになったら違うトピックに移りました。英検で出そうなトピックだけをピックアップしました。本番直前にはフリーカンバセーションで最初に聞かれるであろう自己紹介の練習もしました。これは本当にやってよかったです。先生が私の自己紹介を少し膨らませてこうするといいだろうと案を出してくれ、それを丸暗記して試験当日に使いました。これが試験までに私がやったことです。

 

次回は3月3日の試験当日の様子について書いていきます。