オーディオブックのすすめ
最近オーディオブックというアプリがあることを知り、私の楽しみのひとつになっています。オーディオブックとは、通常書店で売られている本を、プロの声優やナレーターが朗読するアプリです。スマホで手軽に聞くことができ、イヤホンがあれば電車やバスの中でも聞くことができます。
オーディオブックのサービスを提供する大手は「audiobook.jp」やAmazonの「Audible」ですが、私が利用しているのは「kikubon」です。「kikubon」は無料で聞くことができる文学作品が多く、よく更新されています。
オーディオブックの利点は以下のとおり
1.大量の本を短時間で経験できる
何と言っても一番の利点はこれ。本1冊を短時間で聞けてしまうので、1冊の本を読むのに時間がかかる人や活字の苦手な人でも時間をかけずに難なく量をこなすことができます。
2.プロの声優やナレーターが朗読を担当
表現豊かな朗読が耳に心地よくて癒されます。「kikubon」には子供向けの文学作品も多いので、子供も楽しんで聞くことができます。
3.スキマ時間や目が疲れた時に活用できる
家事を行うときやパソコン作業に疲れて目を休めたいときに聞くことができますし、前回聞いたところから再生することもできます。
4.癒し効果
文学ならではの美しい表現は、聞いていて耳に心地よく癒されます。昔の人の丁寧な言葉遣いを聞いて古き良き日本を味わうことができます。また、本が自分を別世界に連れて行ってくれるので、ワクワクドキドキすることができて気分転換にもなります。
NHKのアプリにも朗読のコンテンツがあり、こちらは俳優さんが朗読を担当しています。1回15分程度の朗読で回数が何回かに分かれていますが、「聞き逃し」でまとめて聞くこともできます。今は夏目漱石の「三四郎」が朗読されていますので、私も数回溜めてから聞いています。このような長編小説は購入するのに躊躇しがちですが、自分が読む代わりに俳優さんに朗読してもらえるので、本当に楽々と本の世界を体験させてもらうことができてありがたいです。
試しにトルストイの「イワンの馬鹿」を子供と一緒に聞きましたが、面白かったようで、また違うものを聞きたがったりしています。この「手軽さ」を応用して「預言者伝」も朗読して聞かせたらどうかと思い、私が少しずつ朗読することにしました。お互いの空いている時間を見つけるのが難しいため今ひとつ捗りませんが、インシャッラー、さしあたりこの手で進めてみようと思います。
この記事を読まれた方もぜひオーディオブックを試していただけたらと思います。スキマ時間を利用して別世界を楽に体験してみませんか。