(ここではインドネシアのテレビ番組、Kalam Hatiで先生がお話しされた内容に基づいて書いています。)
前回はドゥアーが健康にも良い影響を及ぼすことについて書きました。今回はドゥアーの方法と、ドゥアーが受け入れられやすい条件をまとめていきます。
まず、ドゥアーは願い事を口に出して言う必要があります。アッラーはすべてをご存知だから自分の願いも当然ご存知なので口に出す必要がない、という態度は間違いです。私達はアッラーにお願いをする立場ですので、このような態度はアッラーに対して失礼です。私達は謙虚な気持ちで、丁寧な言葉を使ってアッラーに祈願する必要があります。次に、ドゥアーが叶えられやすい時間があります。これについては後述します。3つ目はよくウドゥー(洗浄)します。4つ目は両手を空に向けてドゥアーの言葉を口にします。
ドゥアーが叶えられやすい時間はたくさんありますが、一部を紹介すると、
1.雨が降っている時
3.(3つに分けた)夜の最終の時間帯
4.サジダ(頭を地につけてお祈りすること)した時
5.金曜礼拝のフトゥバ(説教)とジュムア(合同礼拝)の間
6.義務の礼拝の直後
7.ザムザムの水(メッカにある湧き水)を飲む時
8.親が子を思ってするドゥアー
9.教師が生徒を思ってするドゥアー
10.旅行者のドゥアー
11.断食中のドゥアー
12.断食を解く際のドゥアー
などがあります。
先生によれば、ドゥアーによって寿命までも変えることが出来るそうです。これは私も初めて知ったので驚きました。寿命を延ばしたといっても、私達がその人の寿命を知っているわけではないので、どういうことかは分かりませんが、ドゥアーが私達の心身にとって良いことは間違いないと思います。
私の経験では、ドゥアーはすぐに叶えられるものとそうでないものがあります。すぐに叶えられない場合、その理由を考えたり、イスラムに詳しい人に聞いたりしています。そうするとほぼ納得出来ます。ドゥアーは崇拝行為なので、すればするほど良く、全く損はありません。いつでも(トイレなど不浄な場所以外)どこでも行うことができます。上に挙げたドゥアーが叶えられやすい時間を狙ってインシャッラー、出来るだけ多くのドゥアーをしていきたいと思います。
(Kompas TV、Kalam Hati、ラシード先生の講話より)