ムスリム学びブログ

インドネシア人と結婚したムスリムの日々の学びの記録

妻の幸せは夫のリズキ(糧)

結婚は預言者様(彼に平安と祝福あれ)のスンナ(預言者様の言動でムスリムが実行すべきもの)です。預言者様(彼に平安と祝福あれ)は以下のようにおっしゃいました。

 

「結婚は私のスンナです。私のスンナを気に留めない者は誰でも私のウンマイスラム共同体)の一員ではありません」

 

妻の幸せは夫のリズキ(糧)です。クルアーンに以下の記載があります。

 

「またかれがあなたがた自身から,あなたがたのために配偶を創られたのは,かれの印の一つである。あなたがたはかの女らによって安らぎを得るよう(取り計らわれ),あなたがたの間に愛と情けの念を植え付けられる。本当にその中には,考え深い者への印がある。」(ローム章30:21)

 

この世のあらゆるものは1対のペアになっています。右と左、地面と空、陰と陽、不義と従順、男と女など、相反する一対のペアになっています。ペアになっていないものはアッラーのみです。アッラーだけは唯一のお方です。アッラーを除いてこの世の万物は自分のパートナーに出会ってはじめて完全な状態と言えます。水も水素と酸素からできています。私達の目に見えない最も小さな原子でさえ陽子と中性子からできています。すべてふたつでひとつです。ですから結婚している方はすでに完全な状態です。

 

アッラークルアーンの中で以下のようにおっしゃっています。

 

「様々な欲望の追求は,人間の目には美しく見える。婦女,息子,莫大な金銀財宝,(血統の正しい)焼印を押した馬,家畜や田畑。これらは,現世の生活の楽しみである。だがアッラーの御側こそは,最高の安息所である。」 (イムラーン家章3:14)

 

アッラーはこの世を美しく見えるようにお創りになりました。パートナーを求めることはナフス(欲求)を満たすことです。ここで問題なのはハラールの方法かハラームの方法のどちらをとるかということです。もちろんハラールですね。同性の者を愛する行為など、パートナーの選択が間違っているとエイズなどの感染症に罹ります。男性のパートナーは女性でなければなりません。そしてハラールの方法でナフスを満たしたいのであれば結婚することです。そうすれば、インシャッラー、アッラーが心に平安を与えてくださいます。どうかアッラーが世界中の皆さんに良いご縁をお与えくださいますように。

 

(Kompas TV、Kalam Hati、ラシード先生の講話より)