ムスリム学びブログ

インドネシア人と結婚したムスリムの日々の学びの記録

汚れた服でお祈りしてもいい?

インドネシアのテレビ番組、Kompas TV、Kalam Hatiで視聴者から、「服が汚れているが、どうしても着替えることが出来ない場合、そのまま礼拝してもいいでしょうか」という質問がありました。これに対してイスカンダル先生が次のように回答されました。

 

基本的に礼拝は清潔な衣服を身にまとった状態で行う必要がありますので、着替えができる状態であれば着替える必要がありますが、やむを得ない事情で着替えるのが困難な場合は、そのまま礼拝を行っても良く、礼拝の報奨をもらうことができます。イスラムは人々に困難を強いるようにつくられているのではなく、人々がイバーダ(崇拝行為)を簡単に行うことができるようにつくられており、このことはイスラムの美点です。

 

このほかにも、病人が座ったまま礼拝することが許されていたり、80キロメートル以上の旅行をする人はお祈りを短縮することが許されていたり、病気で断食に耐えられない人や授乳中の母親が断食を免除されたりと、本当にイスラムは柔軟性のある宗教だと思います。アルハムドゥリッラー。私達はこれをアッラーの恩恵と受け止めてイバーダを実行していきたいものです。

 

(Kompas TV、Kalam Hati、ティオ・イスカンダル先生の講話より)