ムスリム学びブログ

インドネシア人と結婚したムスリムの日々の学びの記録

ケチな人は地獄に近く天国から遠い

(ここではインドネシアのテレビ番組、Kalam Hatiで先生がお話しされた内容に基づいて書いています。)

 

今日は番組で「ケチな性質をシャットアウトする」というテーマで先生が語った内容をまとめていきます。

 

人に物を与えるのを惜しむ性質はシャイターン(悪魔)の囁きが関係しており、私達が財産やザカート(義務の喜捨)、サダカ(任意の喜捨)を支払うのを惜しむように仕向けます。ザカートルフィトル(日本では一人当たり約1500円)を支払う時に惜しむ人がいますが、私達が毎日の衣食住を満たすために、アッラーから普段どれほどのリズキ(糧)をもらっているのでしょうか。ザカートはそのうちの何分の1でしょうか。まして、ザカートはムスリムにとって支払う義務のあるものであり、貧しい人が受け取る権利です。

 

先生は、財産を施すのを惜しむ人は、その財産が地獄で自身を焼く燃料になると言われました。また、このような人は、来世で地獄に行くだけでなく、現世でも人から嫌われます。善良な人に嫌われるのみならず、ケチな人にさえ嫌われます。ケチな人は誰からも好まれません。アッラーも天使も預言者様(彼に平安と祝福あれ)も人間も誰でもこのような人を好みません。ケチな人を好むのは地獄だけです。

 

ケチな人の中には財産が減ることを嫌って、自分自身や家族に対しても車を買ったり服を買ったりするのを惜しんで物質的に苦しい生活を送っている人もいれば、自分は豪華な家や車を持ち、快適に生活し、自分の家族には与えるのに、他人に施すのを嫌う人もいます。いずれにしても財産や物質に心が乱されている状態です。

 

先生は、行いが悪くても、施すことを厭わない人のイバーダ(崇拝行為)の方が、イバーダをきちんとしていながら施すことを嫌う人のイバーダよりもはるかに良いと言われました。アッラーよ、この記事を読んでくださっている皆さん全員と私をケチな性質から遠ざけてください。人に施すことを好む性質にしてください。アッラーの近くに導いてください。次回はインシャッラー、この続きになります。

 

(Kompas TV、Kalam Hati、ソルメド先生の講話より)